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7月19日 初めてのロケを経験しました!

研修が終わってから2週間が経ち、その間に初めてのロケを経験しました!
人生初のロケは「甲子園への道」で、都立三宅vs都立青山の都大会予選でした!

三宅島噴火以来、4年半ぶりに帰島が実現した今年、三宅高校は2年ぶりに甲子園の予選に出場しました。
「どうしても出場したい!」その気持ち1つを胸に集まったメンバーは、マネージャーを合わせた11人。やっと野球ができる人数が集まったのは予選当日の3ヶ月前でした。
試合前、グラウンドで練習する三宅球児達は倍以上いる相手チームに比べて明らかに人数が少なく、頼りなく感じました。しかし、声を目一杯出して練習する彼らにはそんな事には負けない強い想いとパワーがあったのです!その姿はとても力強く、それは試合終了まで続きました。

試合の内容はとても苦しいもので、相手にだけ次々に点が入っていきます。どうしてもアウトが取れない三宅。そんな彼らに、スタンドからこんな声が飛んできました。
「点なんて気にしなくていいから!!大きな声出して落ち着いてプレーするんだぞー!」
この言葉を聞いてハッとしました。勝つ事だけが甲子園ではないんですね。そのチームなりの、選手一人一人なりのいろんな甲子園があるんだと思いました。

そして、それは球児だけではありませんでした。試合を見守る三宅島の人々すべての想いがこの日の試合にはこもっていたんです。
「この子達の頑張りは私たちの希望なんです。」スタンドに応援に来ていた三宅島の方にインタビューをすると、こうおっしゃっいました。試合を見つめる目はまっすぐで熱く、球児達と同じ力強さを感じました。

その声が、想いが届いたのでしょうか。最終回に、初得点である2点をいれたんです!
みなさん立ち上がって喜びました!!そして私も・・こらえていた涙がどっと出てくるのを感じながらスタンドでその様子を見ていました。

試合後選手にインタビューすると、「いろいろあったけど、試合ができて良かった」と真っ直ぐな瞳をキラキラさせて答えてくれました。そのまぶしさは正に天然☆
つくられていない、本当の輝きに久しぶりに出会いました。

これから甲子園への道を歩く私。
その最初に出会った三宅島の人々と球児の想い、そして力強さは決して忘れられないものになりました。これからの道の途中で出会う様々な想いを、一つずつ胸に刻みながら甲子園まで歩いていきます。
最後になりましたが、三宅島の皆さん頑張って下さい!そして、応援に来ていた方々と三宅高校の野球部のみなさん、取材をさせて頂きまして本当にありがとうございました。

 

 
 
    
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