これまでの放送

2021年6月6日

今回のTVタックルは

終わりが見えない緊急事態宣言“夜の街”街崩壊?
&都会のど真ん中廃工場急増!?
ニッポン全国 巷の大問題SP



再延長された緊急事態宣言。酒類を提供する飲食店には休業要請が継続となり大変厳しい状態が続いている。そんな中、東京・銀座も大きな影響を受けている。休業する決断をしたクラブもある一方、店を維持するために、やむなく営業しているクラブもある。夜の銀座の街は、今後どうなっていくのか!?
これまで全国各地の様々な空き家事情を取り上げてきたTVタックル。しかし空き家問題は住宅ばかりでなく、廃業して処分できずに放置されたままの町工場・廃工場も存在し、問題になっているという。果たして解決策はあるのか?
毎年発生している農作物が食い荒らされる鳥獣被害。その鳥獣を撃退する切り札として北海道の精密機器メーカーが開発した、オオカミ型ロボット。以前TVタックルで取材した際には効果を心配する声もあったが、全国に30台ほどが設置されたという。その後、オオカミ型ロボットはどうなったのか?そしてコロナ禍の鳥獣被害の現状は?


■延長された3度目の緊急事態宣言。
 酒類提供の店休業要請の中、夜の街、東京・銀座の現状は!?


延長された3度目の緊急事態宣言。夜の街、東京・銀座は大きな影響を受けていた。去年7月、番組で取材させてもらったクラブ・ル・ジャルダンはその後どうなったのか?
銀座で4店舗を経営しているという望月明美ママを訪ねてみると…
店は、午後6時から午前0時まで営業しているという。



「行政からの要請通りに従っていたら、もうすでに潰れてしまっていると思うし、座して死を待つくらいだったら打って出よう」と営業に踏み切ったという。この店では、抗原検査キットの購入、Co2測定器、扇風機や空気清浄機の導入など、感染症対策を万全にして営業しているという。



店を維持するため、やむなく営業しているクラブがある一方、休業する決断をしたのはクラブ利恵。「銀座ブランドを守りたい、プライドを持ってやっぱりやって行きたいので、要請に従って休業した」という。銀座に3店舗、金沢に5店舗あるこのクラブの系列店は全て休業中。オーナーの上田利恵さんは、入っていた保険の解約金等で家賃の支払いなどをやりくりしているという。



緊急事態宣言が再延長され、
夜の街・銀座は、今後どうなっていくのか!?

■ニッポン全国に広がり続ける空き家。
 放置されたままの町工場・廃工場も問題に…。


これまで全国各地の様々な空き家事情を取り上げてきたTVタックル。昨年取材したのは東京・足立区、バス停近く、放火にもあい倒壊の危険があった空き家。そして今年4月には東京・北区で樹木にまわりが覆われ敷地にはごみが散乱していた空き家を取材。その後どうなった追跡取材してみると… 2軒とも劇的な変化が起きていた!



空き家問題は住宅ばかりではない。廃業したが処分できずに放置されたまで売るに売れない廃工場問題。スタッフが訪れたのは東京・葛飾区にある廃業した金属加工の町工場。1950年代に創業、8年前に現在の所有者の夫が先代から引き継いだが、経営がたちゆかず2年前に廃業。敷地面積は約350平米。空き家問題に詳しい葛生氏によると、更地の状態なら4000万円〜5000万円の値が付くというが、金属加工工場ならではの売るに売れない理由があった。




現在放置されたままの工場の中には2か所の金属加工の作業場があった。この町工場が売れない理由のひとつは金属加工に使っていた薬品による土壌汚染。元の状態にするためには多額の費用が掛かり、葛生氏によると「地中を詳しく調べないと正確には分からないが、土壌汚染の対策工事に約4000万円かかるのでは」という。更地にするためには土壌の対策工事、建屋の解体、機械類の処分などを合わせると約7000万円の費用が必要。更地が約5000万円で売れたとしても約2000万円のマイナスになるとも。所有者にはとても工面できるものではなく、売るに売れない状態なのだという。



今回の取材で、更に別の問題も発覚。工場に以前はなかった粗大ゴミが置いてあった。また機械が壊され銅の配線を盗まれたあとも。何者かが不法侵入していた痕跡が。所有者は、早く工場を処分したいという。



処分できず、放置せざるをえない廃工場
その解決の糸口はどこにあるのか!?

■コロナ禍でも農作物への鳥獣被害が拡大?
 撃退の切り札として登場した“モンスターウルフ”のその後は?


毎年発生している農作物が食い荒らされる鳥獣被害。特にイノシシによる被害額は、年間45億円を超えている。最近は、コロナ禍で人の目が届かなくなり、動物が出没しやすくなったとも。そうした鳥獣を撃退する切り札として北海道の精密機器メーカーが開発したオオカミ型ロボット「モンスターウルフ。」センサーにより、20~30mの距離に来た鳥獣を感知すると、けたたましいうなり声と光で威嚇。イノシシばかりでなく、クマやサルへの効果も実証され、3年前には全国に30台ほどが設置されていた。



開発者の太田社長によると、現在は全国各地で80台ほど設置されているという。さらに、アメリカやフランスなどの海外からも問い合わせが来ており、ブラジルのテレビ番組では、「モンスターウルフ」が取り上げられたことも。また、ふるさと納税の返礼品になりこれまで1台が贈られたという。現在は更なる進化を目指し、世界初のロボット“ウルフカムイ”を開発中だという。



スタジオでは開発者の太田社長が
新オオカミ型ロボット
「ウルフカムイ」の開発の全貌を公開!



  • <ゲスト>
  • 東国原英夫
  • 須田慎一郎   ジャーナリスト
  • 鈴木紗理奈
  • 葛生 貴昭   宅地建物取引士
  • 甲賀 香織   日本水商売協会 代表理事

  • ※リモート出演
  • 太田 裕治   太田精器社長

  • ※敬称略