【訃報】立川志らく弟子、立川らく朝さん逝く
2021/05/11
医学畑から転身したことで知られる落語家の立川らく朝さんが今月2日、亡くなっていたことが分かった。67歳だった。11日、所属していたワタナベエンターテインメントの公式サイトで報告された。
「2021年2月より療養しておりましたが、5月2日に永眠しましたことをご報告いたします。葬儀につきましては故人とご家族の意向により、近親者のみで既に執り行われました」と経緯を説明。「これまでご支援いただきました関係者の皆様には、生前に賜りましたご厚誼に深く感謝し、謹んでご報告申し上げます」と結んでいる。
長野県出身。1979年、杏林大学医学部卒業。慶應義塾大学医学部内科学教室へ入局。主として脂質異常症の臨床と研究に従事。慶應健康相談センター(人間ドック)医長を勤める。2000年、46歳にして立川志らくに入門、プロの落語家として活動を開始。15年に真打に昇進。健康教育と落語をミックスした「ヘルシートーク」「健康落語」という新ジャンルを開拓し、全国の保健所などの行政施設で口演した。著書に「笑って生きれば、笑って死ねる」(三笠書房)。