馳星周さん、7回目のノミネートで直木賞受賞
2020/07/15
第163回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が15日、東京・築地の「新喜楽」で行われ、直木賞にベテラン作家・馳星周さんの「少年と犬」(文芸春秋=写真)が、芥川賞に高山羽根子さんの「首里の馬」と、遠野遥さんの「破局」が選ばれた。
馳さんは7回目のノミネートでの受賞。芥川賞候補には、作家・津島佑子さんの娘で太宰治の孫にあたる劇作家・石原燃さんのデビュー小説「赤い砂を蹴る」がノミネートされていたが、選ばれなかった。
なお、選考会は例年、午後4時から行われるが、今年は新型コロナウイルス感染拡大のため、2時間早い午後2時から始められた。