氷川ら、天国のひばりさんと募金コンサート
2019/10/17
演歌歌手の氷川きよし(42)らが参加した「第19回 虹の架け橋まごころ募金コンサート」が17日夜、東京・渋谷区のNHKホールで開催。本番前には会見が行われた。
2000年に発生した三宅島大噴火による被災者支援を機に始めた一般社団法人・日本音楽事業者協会主催の募金コンサート。チケット売上による収益の一部は災害からの復興支援を目的に寄付される。
くしくも、台風19号が全国に猛威をふるったばかり。「北島兄弟」で参加した北山たけし(45)はお見舞いの言葉とともに「北島兄弟もしっかりと歌わせていただいて、頑張っているみなさんに歌を届けていきたい」と熱い思い。氷川は「ニュースを見ていると本当に恐ろしいなと思って、お亡くなりになられた方、行方不明の方々、そのご家族の方のことを考えたりすると本当に胸が痛くて…」と言葉を詰まらせた。「自分たち歌手は歌を届けて、少しでもお役に立って、皆さん元気になってくださったらいいなと深く思っています」と語った。
今回、昭和の高度成長期に活躍した往年の歌手・山田太郎氏(71)も初参加。現在の同氏は新栄プロダクション社長として、馬主として知られる存在。代表曲「新聞少年」や「やっと咲いたよなぁ」を披露。目玉となった美空ひばりさん没後30年記念企画コーナーでは、ひばりソングを出演者とリレーで歌唱した。山田氏は「美空ひばりさんも天国で見ていらっしゃると思いますし、みんなが一生懸命頑張って歌っていただいて、聞いていただいて、(被災した)皆さんを元気づけられたら」ときっぱり。「日本列島頑張ろう!」と掛け声をかけると、出演者全員が「オ~~!!」と拳を振り上げ、気合を入れた。