坂本龍一、被災地から“第9”の参加者を募集
2019/09/19
音楽家の坂本龍一(67)が代表・監督を務める「東北ユースオーケストラ」が、来年3月の公演で合唱への参加者を、3.11以降の被災地各地から募集する。
同オーケストラは、2011年の東日本大震災直後に、坂本が呼びかけ、被災した学校の楽器の点検・修理を行うプロジェクトから誕生。メンバーは、3.11を経験した岩手、宮城、福島県出身の小学4年生~大学生まで、100名を超えており、16年から毎年3月に定期演奏会を開催してきた。
来年3月は、東京と福島での開催が決まっており、5回目の節目を迎えることから、近年起こっているさまざまな自然災害を受けた各地をつなぐ企画を検討。坂本自ら、全国の被災地に住む方々と、ユースオーケストラで、ベートーヴェンの交響曲第9番を演奏したいという提案があり、参加者を募集することとなった。
募集人数は約120名で、応募期間はきょう19日~10月15日まで。詳細は「東北ユースオーケストラ」のホームページに掲載されている。