田村正和「充実作」7年ぶりに
2019/08/18
俳優・田村正和(76)が主演する松本清張原作のドラマ「十万分の一の偶然」が今日18日午後9時からテレビ朝日で放送される。平成のドラマ史を彩った「珠玉のドラマスペシャル」4本を厳選し、新たに編集した“特別版”を放送する「テレビ朝日開局60周年 夏の傑作選」の第3夜。田村は、“十万分の一の偶然”と評されるシャッターチャンスで撮られた1枚の報道写真から、愛する娘の命を奪った交通事故の発生経緯に疑念を抱くフリーのルポライターを演じる。2012年にドラマ化された。
同作は、田村が作品に強く惹(ひ)かれ、主演連続ドラマ「告発~国選弁護人」(11年1~3月)以来、1年9カ月ぶりにテレビドラマへの出演を快諾した作品。田村は「この作品は単なる刑事的な謎解きのドラマではなく、亡くなった娘の供養になると信じて“真相”を突き止めていく“父親の執念”、心理のプロセスが最初から最後まで丁寧に描かれた“人間ドラマ”です。出演オファーをいただいた当時、その徹底した人物描写と物語の構成に面白さを感じました。藤田朋二監督をはじめ信頼するスタッフに囲まれて、大変充実した撮影でした」と当時熱く語っていた。