船村徹さん一周忌は歌供養をかねて
2018/02/16
昨年2月16日に84歳で亡くなった作曲家・船村徹さんの一周忌法要が15日、都内ホテルで行われた。
法要は、故人がライフワークにしていた「歌供養」(ヒットしなかった作品を弔う儀式)を兼ねて行われ、北島三郎(81)、鳥羽一郎(65)ら約350人が参列、献花した。施主を務めた長男の編曲家・蔦将包(つた・まさかね)氏は「父は一昨年の5月に心臓の手術をいたしました。毎年6月12日に行ってきた歌供養を今年は中止にしようと、手術前に何度も言ったのですが、父は大丈夫だよと言ってききませんでした。でも、何とか止めさせましたが、今回は、われわれで歌供養をもう一度と思い、一周忌法要に合わせて執り行わせていただくことになりました」と経緯を説明。
献杯の音頭をとった北島は「1年があっという間に過ぎてしまいました。お師匠さんがいなかったら北島三郎はいなかったと思います。寂しがりやでロマンチストでもありました」とあいさつした。