ストーリー

1月14日(日)放送

44王の証!真の六王国同盟

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 復活したダグデドを倒す切り札は、王様たちがそれぞれ持つ「王の証」にあった。ラクレス(矢野聖人)いわく、王の証には、国を滅ぼしかねない危険な力が封印されているという。力の使い方を間違えないようにするためには、「まとめ役」が必要だ。そこで王様たちは、王様戦隊のリーダーを決める対決をすることに! 紙風船をピコピコハンマーで割る対決は、いつのまにか取っ組み合いのプロレス大会になり、最終的には武器を使って本気で戦う大騒動に発展! 様子がおかしい王様たちに、ギラ(酒井大成)は「こんなの、ただの仲間割れだ!」とあたふた…。そこに、王の証の力を解析して使えるようにしたヤンマ(渡辺碧斗)が現れ、電撃で王様たちの変身を強制解除し、カオスなリーダー対決を終わらせた。
 これで一段落…とはならず、ヤンマは他の王様たちをさらに攻撃して暴走! 彼の電撃で、城にいたギラは街中に吹き飛ばされてしまった。そこでギラが見たのは、ヒルビルに洗脳されてつかみ合いのケンカをする民たち…。ダグデドに新たな力を与えられてパワーアップしたヒルビルは、民だけでなく王様たちも操っていたのだ。
 雷が落ち、街中が火事になり、恐怖で逃げ惑う民たちに、ダグデドはニッコニコ。民たちをコレクションにしようと、天からドロドロの琥珀を降らせて固めていった。最悪の状況の街を見下ろすヤンマも、「無敵じゃねえか…」「俺がテッペンだ…!」と笑顔だ。そんな彼を正気に戻そうと、ギラは「ヤンマは王様だろ! だったら民を守るためにしか力は使っちゃダメだ! 一人も残さず救うために、みんなを見渡すためにテッペンに立つんだろ!」と一喝! ギラの熱い思いと拳によってヤンマの洗脳は解け、2人はキングオージャーを召喚! 巨大化したヒルビルを見事倒し、琥珀に閉じ込められた民たちを助け出した。
 因縁の相手ヒルビルに勝利し、もう1人の因縁の相手ラクレスとの会話で、「自分が目指すテッペン」を考え直したヤンマ。やがて彼は、王様たち1人1人に誠意を見せ、6人の王様たちはリーダーを決めることなく六王国同盟を結んだ。その瞬間、それぞれの王の証に光が…! 王の証の力の封印を解く方法とは、王様たちの団結だったのだ。こうして王様たちが新たな力を得るも、宿敵ダグデドとの決戦前にドタバタな騒動に巻き込まれるのは、また次のお話…。

脚本:高野水登
監督:茶谷和行
アクション監督:渡辺 淳
特撮監督:佛田 洋(特撮研究所)