ストーリー

7月23日(日)放送

21突き進め王道を

東映特撮ファンクラブでこの話を視聴する

 ラクレス(矢野聖人)との決闘裁判に勝ち、シュゴッダムの新たな王様になったギラ(酒井大成)は、本当に自分が王様でいいのか戸惑っていた。そんなギラに、ジェラミー(池田匡志)は「他の王様と1対1の勝負をすればいい」と提案する。ジェラミーいわく、2000年前に人類を救った5人の英雄は、誰がチキューの王様になるかで揉めに揉めたらしい。そこで、英雄の1人であり後のシュゴッダム初代国王であるライニオール・ハスティーは、他の4人の英雄と決闘をし、全勝して自身を「始祖の王」と認めさせた…とさ。ちなみに、その決闘内容は4人の英雄の得意分野で、ライニオールは負けたらなんでも言うことを聞くと誓約を交わしたのだとか。
 この話に、4人の王様はやる気満々! こうして、ギラと王様たちの4番勝負が幕を開けた。ヤンマ(渡辺碧斗)とはクイズ、ヒメノ(村上愛花)とはピアノ演奏、カグラギ(佳久創)とは料理、リタ(平川結月)とはにらめっこで対決することになったギラ。どの対決も気合十分で挑んだギラだったが、結果は全敗だった…。
 時を同じくして、ラクレスの元側近であるドゥーガ(森岡豊)は、4王国を渡り歩きながら就職活動をしていた。こちらもやる気は十分だが、失敗ばかりで不採用続き…。気づいた時にはシュゴッダムに戻っており、城の中でギラと対面するのだった。
 側近でありながらラクレスを置いて逃げ出してしまったドゥーガと、元々は逃亡者だったギラ。2人とも足りない部分が多いが、互いに補っていけるのかもしれない。「長く王様に仕えた方として、僕に王様を教えてください」と頼むギラを、ドゥーガは「喜んで、ギラ様!」と涙ぐみながら受け入れた。
 新たな主従関係が生まれたのもつかの間、シュゴッダムに再び一撃将軍ダイゴーグとサナギムたちが出現! 駆け付けたギラは、戦闘を繰り広げる中で身を挺して子供を守り、「俺様は邪悪の王。貴様らの夢を踏みにじり、子供たちに夢を見せる。それが俺様の為す野望、突き進む王道よ!」と宣言した。他の王様たちが合流し、王様戦隊キングオージャーがダイゴーグと再び激突するのは、また次のお話…。

脚本:高野水登
監督:山口恭平
アクション監督:渡辺 淳
特撮監督:佛田 洋(特撮研究所)