ストーリー

3月5日(日)放送

1我は王なり

東映特撮ファンクラブでこの話を視聴する

 チキューには、こんな予言がある。「2000年の時を経て地底から"バグナラク"が蘇り、人類を滅亡させる」と。そんな予言の年を迎えた今、きたる敵に立ち向かうべく、始まりの国「シュゴッダム」で5つの国の王様が同盟を結ぼうとしていた。
集まったのは、テクノロジーの国「ンコソパ」の国王ヤンマ・ガスト(渡辺碧斗)、芸術と医療の国「イシャバーナ」の女王ヒメノ・ラン(村上愛花)、氷雪の国「ゴッカン」の国王リタ・カニスカ(平川結月)、農業の国「トウフ」の殿様カグラギ・ディボウスキ(佳久創)。そして、シュゴッダムの国王ラクレス・ハスティー(矢野聖人)の5人だ。
 時を同じくしてシュゴッダム孤児院前の路地では、青年ギラ(酒井大成)が子供たちの前で「俺様が世界を支配する!」と高笑いしていた。そんな時、ついに恐れていた予言が現実となってしまう。突如地中から出現した大量の"サナギム"がシュゴッダム王都を攻撃し、さらに巨大な"ダンジーム"が街を破壊し始めたのだ! ヒメノはカマキリオージャー、リタはパピヨンオージャー、カグラギはハチオージャーに変身し、攻め入ってきたバグナラク軍と壮絶な戦いを繰り広げていく。ヤンマもバグナラク軍に対抗すべく、かつて世界を救った守護神"キングオージャー"を復活させようとするが…。
 各国の王様たちが必死な中、ラクレスだけは国民が傷つこうが街が崩壊しようが我関せずといった表情だ。それはなぜか?実は彼は、ある最悪の計画を立てていたのだ。その目論見を知ったギラはラクレスに剣を向け、なんとクワガタオージャーに変身! シュゴッダムを救うべく、王様たちと共闘する"シュゴッド"たちを合体させ、復活させたキングオージャーでダンジームを倒すのだった。
 バグナラク軍の脅威からシュゴッダムを救ったギラだが、反逆者となって国から追われることに…。彼の運命はいかに? 4人の王様と、「いつか王様になる男」の物語はここから始まる…!

脚本:高野水登
監督:上堀内佳寿也
アクション監督:渡辺 淳
特撮監督:佛田 洋(特撮研究所)